BNPパリバ・アセットマネジメント(BNPP AM)は、アセットアロケーションに関する最新の見通しを提供する「アセットアロケーション・マンスリー」を月次で発行しています。2023年8月号の主なポイントは以下の通りです。
- それぞれの資産市場において、通常とは異なるリスク・リターンの水準となっており、債券は株式と比べて15年ぶりの魅力的な水準になっているようです。
- BNPP AMの短期的な評価フレームワークでは、先進国債券に青信号(買い)、先進国株式に赤信号(売り)が点灯しています。
- BNPP AMでは、適温相場(ゴルディロックス)が続くというマクロ経済の市場コンセンサスは、投資家の慢心を反映していると考えています。これまでの計525ベーシスポイント(5.25%)の利上げは米国経済に引き続き影響を与えており、コロナ禍において貯蓄が枯渇していることから、実体経済のリスクは悪化方向に傾いていると考えられます。
- BNPP AMがアクティブ運用を行っているマルチアセットのポートフォリオでは、現時点においてデュレーションの長い債券が最大のリスクポジションとなっています。長期の米国インフレ連動債(TIPS)、米国10年債へのアロケーションを高める一方、(トータル・リターンを高めるため)ユーロの投資適格社債(IG)のヘッジを外しました。
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投資した資産の価値や分配金は変動する可能性があり、投資家は投資元本を回収できない可能性があります。新興国市場、または専門的なセクター、制限されたセクターへの投資は、入手可能な情報が少なく流動性が低いため、また市場の状況(社会的、政治的、経済的状況)の変化により敏感に反応しやすいため、より不安定性があり、大きな変動を受ける可能性があります。
環境・社会・ガバナンス(ESG)投資に関するリスク:ESGと持続可能性を統合する際、EU基準で共通または統一された定義やラベルがないため、ESG目標を設定する際に資産運用会社によって異なるアプローチが取られる場合があります。これはESGと持続可能性の基準を統合した投資戦略を比較することが困難であることを意味しており、同じ名称が用いられていても異なる測定方法に基づいている場合があるということです。保有銘柄のESGや持続可能性に関する評価において、資産運用会社は、外部のESG調査会社から提供されたデータソースを活用する場合があります。ESG投資は発展途上の分野であるため、こうしたデータソースは不完全、不正確、または利用できない場合があります。投資プロセスにおいて責任ある企業行動指針を適用することで、特定の発行体やセクターが除外される場合があります。その結果、当該指針を適用しない類似の投資戦略のパフォーマンスよりも良くなったり、悪くなったりする場合があります。
